地理が苦手な小中学生向けの話①

ご無沙汰しております。
最近お問い合わせを多く頂き、ご新規様へのヒアリングや体験授業等で
忙しい日々を過ごさせて頂いております。
本当にありがたいことです。

さて、今日は地理が苦手な小中学生向けの話です。
先日地理が苦手な中学一年生の生徒さんの授業をやってきました。
彼は小学校時代から社会、特に地理が苦手で苦労しているとのことでした。

色々話をうかがってみると、理系科目の成績はまずまずです。
特に化学系に興味があるらしく、化学の用語はかなり覚えていました。
ということは、暗記全てが苦手なわけではなさそうです。
まず考えられる原因は、
「地理に興味がないために覚えられない」
というものです。

大人でもそうですが、人間興味がないことはなかなか覚えられません。
私の場合は芸能人の名前と顔が全く覚えられません。
でも、歴史上の人物の写真や肖像画は沢山覚えています。
ということは、やはり興味があることに
人間の記憶力は最大限発揮されるのでしょう。

では、この生徒さんの場合どうすればよいか。
興味がないまま無理やり覚えようとしても効率が悪いですし、
ますます嫌いになるだけです。
そこで私が提案したことは、
「化学と関連付けて覚える」
「ゲームで覚える」
というものです。

「化学と関連付けて覚える」は、
例えば日本の化学プラントがある都市や、
化学者の出身地、出身大学がある地域など、
どんなささいなことでもよいので関連付けるということです。
もちろん、地理に関する全てのことに関連付けるのは難しいので、
あくまで導入です。

もう一つ「ゲームで覚える」は、
「桃太郎電鉄」というゲームをプレイすることです。
ご存知の方も多いでしょうが、「桃太郎電鉄」は日本全国を回る
すごろくのようなゲームです。
日本の都市のおおまかな位置関係や特産品など、
様々な情報を遊びながら知ることができます。
この生徒さんは友人とゲームをするのが趣味ということでしたので、
どうせゲームをするのであれば、
オンラインで「桃太郎電鉄」をプレイすることをおすすめしました。

どちらも、あくまできっかけ作りにすぎません。
少しでも地理に興味をもってもらい、
苦手意識を無くしてもらえればと考えています。

成果で出るのはまだしばらく先でしょうが・・・。